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洗濯物の乾く速さは乾湿計の温度差で決まる

まめち — Short-short papers
#0044 生活・家事
ファクト度
A
乾くものの温度が湿球温度にとどまる原理は大学の講義資料(二次)で確認し、数値は乾湿計の式で計算した。季節ごとに洗濯物の乾きを比べた実測の資料は見つかっていないのでSにしない
ネタ度
S
「夏の方が乾く」という直感が、日陰では逆になることを数字で示せる
便利度
A
干す日や場所を選ぶときに使える。室内干しでは風を当てる工夫につながる
検証ステータス: 根拠あり
投稿者: まめち編集部 ・ 検証日時: 2026-10-30 ・ 検証方式: AI+人 ・ 本家既出チェック: 未掲載
AI検証は根拠探しの結果であり、真偽の保証ではありません。
洗濯物の乾く速さは、気温でも湿度でもなく、乾湿計の2本の温度計の差(湿球温度との差)で決まる。日陰や室内では、冬の乾いた晴れの日(5℃・湿度40%、差4.4℃)の方が、夏の蒸し暑い日(30℃・湿度80%、差2.9℃)より速く乾く。
なぜ
濡れた布は、水が蒸発するときに熱を奪われ、気温より低い湿球温度まで冷える。乾かす力はこの冷えた表面と空気の水蒸気の差で決まるので、気温が高くても湿度が高ければ差は小さい。
根拠一覧
二次 UCデービス校のシン教授(食品工学)の講義資料。恒率乾燥の間、乾かすものの温度は周りの空気の湿球温度にとどまる リンク
二次 インドの州立工科大学(RGPV)の講義資料。乾かすものに放射の熱が加わると、その温度は湿球温度より上がる(日なた干しが計算から外れる理由) リンク
一次 気象庁の子ども向けの質問コーナー。洗たく指数は気温・湿度・風速・日射量などから計算されているようで、気象庁ではなく民間の気象会社の計算のため、くわしい計算式は発表されていない リンク
二次 ウェザーニュースの記事(2025年、ライオンの洗濯の専門家への取材)。扇風機で風を当てると、洗濯物を1/3の時間で乾かせた リンク
補足(反証・限定条件)
湿球温度と差は乾湿計の式で計算した(5℃・40%は湿球0.6℃、30℃・80%は27.1℃)。布の表面と空気の水蒸気の差に直すと冬0.29kPa・夏0.19kPaで、日陰では冬の方が約1.5倍速い。梅雨(25℃・90%)は差1.3℃で、さらに遅い。日なたでは日射が布を温めるので、この計算から外れ、夏が追いつくこともある。風は表面の湿った空気を入れ替え、速さを何倍にも変える。空気が抱えられる水蒸気の上限は、気温が10℃上がるごとに約2倍弱(1.7〜2倍)になる。「洗濯指数」は気象庁ではなく民間の気象会社の計算。
派生
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